番外編:卒業生菊池モアナのタンザニアでの挑戦!
番外編:卒業生菊池モアナのタンザニアでの挑戦!
こんにちは。Haruulala代表の中村です。
本日は、Haruulala Magazine番外編。
Haruulalaを卒業したメンバー菊池モアナの挑戦を紹介させていただきます。
Haruulalaでは出荷を担当してくれていた彼女。彼女はタンザニア人のパートナーと遠距離恋愛をしながら子育てするシングルマザーでした。
そしてある問題を解決するために、Haruulalaを卒業し、2020年にアフリカ大陸にあるタンザニアへ旅立ちました。
(福岡空港にて。会社のみんなで見送りに。)
モアナが出会った1人の少女
・若年シングルマザーの問題
タンザニアでモアナが出会ったのはアナ(※仮名)という女の子。
彼女は中学2年生で予期せぬ妊娠をしていました。
当時の国の条例で、妊娠を理由に強制退学。
パートナーも逃げてしまい、居場所を無くした彼女は自殺未遂を図ります。
そんなときにモアナに出会い、
モアナは学生時代、自分のアルバイトの費用を彼女に送り、彼女の生活のサポートを続けました。
・シングルマザーの方々が安心して働ける場所をつくる
「日本で育った私は何も不自由なく子育てができたのに、生まれた場所が違うだけで過酷な環境にいる女の子たちが世界にはたくさんいる」
その事実に歯痒い気持ちなり、なんとかしたいと思ったモアナ。
タンザニアには、アナの他にも、若くして妊娠し、子どもを育てているシングルマザーがたくさんいました。
“自分たちの力で働き、自分たちの力で育てたい”
そんな彼女たちの声を聞いたモアナは、若年シングルマザーたちが、安心して働き・収入を得られる会社を立ち上げました。
・開発したのは生理用ナプキン
彼女たちが届けるのは、“生理用ナプキン”。
タンザニアでは良質なナプキンがなく、かぶれや痒みに悩んでいる女性も多くいるそうです。
(モアナが開発した生理用ナプキン。薄いのに、吸収力がすごい!ずっとサラサラ!とリピーター率は80%を超えるそうです。)
より良い未来とは、応援し合える社会
Haruulalaでは、“未来づくり”をテーマに、より良い未来とは何かを日々考え、私たちの理想の未来を考えています。
その1つの理想の形が、「誰かのチャレンジを応援し合える社会」でした。
2023年1月、タンザニアに渡ったモアナから連絡があり、コロナ禍での機材調達の遅れなどが原因で、資金不足であることを知りました。
このままの状況では、モアナの事業は続けられなくなり、
シングルマザーとその子どもたちは離ればなれになってしまうかもしれません。
バングラデシュの自社工場で働くお母さんメンバーが、子どもと過ごす休日を心待ちにしているように、
お母さんが子どもを愛する気持ちはきっとどの国も変わらないはずです。
今回の応援は、
私も一人の父親としてこの問題を放っておけない、
同じ経営者としてこの事業に存続してもらいたい、
そしてHaruulalaのメンバーからも「モアナの挑戦をみんなで応援したい」という声があがり、
会社としてモアナの事業を応援することに決めました。
自分の子どもを自分の力で育てたいと願うタンザニアのシングルマザーのみんなを、
タンザニアという日本から離れた地でたった1人で挑戦を続けるモアナを、
Haruulalaを日頃より応援してくださっている皆さまとともに、背中を押すお手伝いができたらと思います。
クラウドファンディングの応援ページはこちら
現在、モアナは事業資金を集めるため、クラウドファンディングに挑戦しています。
モアナのクラウドファンディングページはこちら。